課外活動で得られた数々の貴重な経験~2年間の活動を振り返り~

 フレッシュマンウィーク(以下、フレマン)はクラブやサークルといった課外活動団体における新規部員の獲得、課外活動の活性化を目的とした学生中心の実行委員会による新歓イベントです。

 今回、新入生の皆様を中心に、課外活動へ関心を抱いてもらうことを目的として、フレマン関係者に対してオンラインを通じたインタビューを行いました。

 インタビューやフレマン、各団体のWebコンテンツ等を通じて、1年生や2年生の皆さんに課外活動への関心を抱いていただけたら幸いです。

今回インタビューした方

鈴木良平さん(理工学部 情報理工学科3年)

フレッシュマンウィーク実行委員会 総務局長

演劇協議会本部・劇団リトルスクエア・nexnect・お笑いサークルSCS・献血サークル所属。

 フレッシュマンウィークの準備・運営における中心的な役割を果たしている。また、フレマン広報の一環として社会に先駆けて行った「#春から上智」タグの被害についての注意喚起が、フジテレビ「めざましテレビ」やTBSテレビ「あさチャン!」で取り上げられ、全国的に上智大学フレマンの名を発信する取組となった。

はじめに

 初めまして。フレッシュマンウィーク実行委員会で総務局長を務める鈴木と申します。

 私は、普段は演劇サークルで音響活動に励んでいます。2020年度よりフレマンの実行委員会で総務局長を務めており、参加団体の管理やイベント全体の計画・運営、新入生等に向けた広報活動の戦略立案・実施等に従事してきました。入学してから早2年経ちましたが、上智大学でしか味わうことのできない様々な経験を積んでおり、密度の濃い充実した大学生活を送れたように思っています。

普段の活動場所(上智大学内 1号館講堂)
デジタル音響機器を活用している様子

 特に、①演劇の音響において自分しか知らないような技術や計算手法を実世界の実務へ落とし込んだこと(とても難しそうに見えますが(笑))や、②フレマンという多くの在学生の大学生活や課外活動団体の今後の命運が懸かったイベントの運営に携われたこと、③コロナ禍の影響によりほとんどの大学が新歓イベントを開催できない中で、イベントの運営管理手法や厳格な感染防止対策の考案によって2020年12月から計7日間も大規模な対面型の新歓イベントを開催できたこと、以上3点がこの2年間で強く印象に残っています。

 もちろん、その中で辛いことや大変なこともありましたが、この2年間を振り返ることで、課外活動の魅力やそこで得られるかけがえのないものについて、1年生や2年生の皆さんにお伝え出来たらと思います。

課外活動は自分の技術や知識を実践に移せる貴重な場

 この2年間の様々な課外活動を通じて、私自身が誇りとしているものがあります。それは、数々の課題を自分の技術や知識を用いて幾度も解決してきたことです。ここで全てを列挙することはできませんが、一つ一つの事例は鮮明に記憶しています。

 例えば、2021年度のフレマンにおいては、この公式ホームページの開設を担当しました。今年の年始に制作を開始し、1万人以上の方から合計3万回以上のアクセスを頂いています。また、大量にある参加団体の情報をホームページに掲載しておりますが、これは普段学んでいる情報技術の知識を活かしてプログラム的に処理しています。これらに加えて、インターネット上の住所に相当するIPアドレスを活用したアクセス制限(電子版のフレマンパンフレットに利用しています)まで行い、ホームページ等にかかる負担の軽減に努めました。

演劇のライブ映像配信中の様子

 また、私が所属する演劇サークルの活動においては、音響卓のiPadによるリモート操作を実現したり、コロナ禍において初めて実施した映像ライブ配信等において多くの工夫を組み込むことで、低コストでのライブ配信運用(質はイマイチでしたが)に取り組んだりしました。情報理工学科という私が所属する学科の特性もありますが、自分の持つ技術や知識を用いて他者に対して何らかの形で貢献する活動ができたことは、自分自身にとって大きな強みになったと感じています。

 上智大学の課外活動は、自分の得意分野や知識を活かして何でもできる場所です。多種多様な団体があること、新たな企画の立案や実施について学生センターの職員さんへ気軽に相談ができること、充実した課外活動の環境が醸成されていること等、どれを取っても他大学では見受けられないものが上智大学にはあると思います。皆さんも是非、ご自身が成長できるような団体を見つけていただき、自分の持つ専門性や得意分野を活かすことで大学生活を充実させて欲しいと思います。

課外活動を通じて手際良く物事を進められるようになった

 突然ですが、皆さんは物事を進めるときに何を意識されていますか?私は物事に取り掛かるときには、まずはできるだけ先の見通しを立てて、その上で報告・連絡・相談を周囲の方々へこまめに行うように心がけています(俗に言う「報連相」ですね)。もちろん、これが物事を進める形として正解であるとは思いませんし、他者に押し付けるわけでもありません。物事の進め方は人それぞれであり、自分に合ったスタイルを見つけることが重要だと思います。

 大学の課外活動では、高校までの部活等とは異なり、自団体の運営や管理に関わる多くの手続き等を自分達で行わなければなりません。例えば、団体の活動に必要な予算の管理や、個々の日程を踏まえたスケジュールの決定等の調整、部室の使用を希望する際の条件となっている活動報告書の提出、日々の活動場所の確保等、多くの実務を部員間で連携してこなさなければなりません。

コロナ禍の中挑んだ昨年秋フレマン

 これらの手続きを、学業や普段の課外活動に加えて行うのは大変だと思います。しかし、課外活動を通じて、タスクを処理するプロセスを何度も経験することで、自分なりの物事の進め方が見えてくるようになり、手際や段取り良く物事を進める能力が磨かれるのではないかと実体験を踏まえた上で感じています。卒業後、社会人として自分の領域で仕事をこなしていく上では「自ら考えて行動すること」が求められますが、この基盤となる「自分なりの物事の進め方」を学べるのは、課外活動が生み出す大きなアドバンテージではないかと思います。皆さんも是非、上智大学の課外活動で、自分なりの物事の進め方を見つけてみてください。

とにかく課外活動を行って様々な経験を積みましょう

私が大切にしている言葉の一つに、「守破離(シュハリ)」があります。

詳しい言葉の意味は割愛させていただきますが、私は以下のように捉えています。

守:師匠の教えや指導を「守り」、自分のものに吸収していく段階。

破:吸収した事柄を分析し、自分なりに工夫を加え、教えや指導を「破る」段階。

離:師匠から「離れ」、新たなやり方や方法を創造し、自分なりに楽しむことのできる段階。

 大学生活は、これまでの人生を通じて、周囲との人間関係を選ぶことができる珍しい機会がある期間だと考えます。人間関係を選ぶことができるという自由度の高さ故に、課外活動に加入しない方や、加入しても直ぐに辞めてしまう方がいると耳にすることがあります。

 しかしながら、冒頭に述べた「守破離」の通り、自分なりに楽しむことのできる段階は、守と破の段階を経ないとやってきません。入学したばかりの1年生の皆さんや、キャンパスでやっと顔を合わせる授業を受けることができた2年生の皆さんの中には、課外活動へ加入する意義が見えないという方もいらっしゃるかもしれません。そんな皆さんにも、まずは何らかの形で課外活動に加入し、「守と破」の段階を経て、私が日々感じている『「離」の段階の楽しみ』を是非、体感していただきたいと思います。

皆さんが課外活動団体へ参加し、豊かで楽しい学生生活を過ごされることをフレッシュマンウィーク実行委員会委員一同、切に願っております。1人でも多くの方々が課外活動へ参加されることを楽しみにしています。

皆さんの大学生活が充実できるよう応援しています!